2015年9月1日火曜日

宇宙(そら)のいえの電力事情について

電力会社と繋がず電気を使う仕組み。オフグリッド。
自然エネルギー100%の暮らしの注目される部分です。

宇宙(そら)のいえでは
オフグリッドソーラーさんと名古屋大学に実証実験としてデーターを提供するかわりに、機材を提供していただいています。総額80万円分の機材です。

この80万円分の機材は
どのくらいの電気をまかなえるのでしょう?

屋根の上には
145w×6枚=870wの太陽光パネルが乗っています。一日晴れの日があったとして
予想発電量が2600whです。
そこで発電された電気はチャージコントローラ(充電制御装置)を通りバッテリーに蓄電されます。チャージコントローラーは過充電や逆流によるダメージを防ぎます。
バッテリーはディープサイクルバッテリーという繰り返し充電、放電することに強いバッテリーを使っています。105Ah×8台です。
105Ahというのは105A(アンペア)を1時間取り出すことができる容量があるよ。ということ。それが8台だから840Ah。
24Vなので840×24=20160wh分の容量
このうち半分以上使ってしまうとバッテリーの寿命がぐっと短くなってしまうので、実際使えるのは約10000whとなります。

3日雪で全く発電しなかったとして
晴れの日の予想発電量2600whをそのまま使用してもまだ少し余る計算です。
2600wh×3日=7800wh

さて、使う電気を見てみましょう。
調べてみると一般家庭の消費電力は平均一ヶ月300kwhとなっています。一日あたり10kwh=10000wh

2600whと10000wh
だいたい三倍の差がありますね。

12月から9月までのわがやの暮らしで
電気を使っているものは
洗濯機
洗濯150w×0.7h+脱水300w×0.25h=180wh

スマホ、ルーターの充電
8w×8h×2台=128wh

照明
3~30wのLED照明が16個
10w×2×6h=120wh

精米機
300w×0.25h=75wh

薪ストーブのファン(冬季のみ)
14w×5h=70w

180+128+120+75+70=473wh

ざっくり見積もって
一日あたり500whしか使っていません。

天気のよくて作業のある日中は
電気ドリル
丸のこ
アイロン
冷蔵庫を動かしていました

それでも
2600whの電気は使い切れず
豊富な水の流れのように流れて消えていく状態

最低限の使用量のためバッテリーの残量を気にしなくても、雨の日が続いても、大丈夫という安心感。
特に困ることもなく辛抱している感覚もなく快適に過ごすことができました。

この余分な電力で何をするか
まずは冷凍庫の導入です

エンゲル冷凍冷蔵庫MT45F-D1
こちら以前オフグリッド実験に使われたものをお借りしてきました。
一ヶ月10kwh=10000kwh
10000kwh÷30日=一日あたり約333wh

次に井戸水ポンプを動かします
0.15kw=150w
2時間動かしたとして
一日あたり約300wh

500wh+333wh+300wh=1133wh
これくらいがちょうど良さそうです。

冬に井戸水ポンプのヒーターが作動することが想定されるのでその分をまかなえるかどうかが難しいところ。

いろいろやってみます。

数字の話は苦手だけど
考えればわかる。
ということで苦手なりに説明してみました。
わかるかなぁ?










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